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空港の空は

10月に3度目の北海道ソロツアーに出て、
札幌、恵庭、ススキノ、静内、室蘭、苫小牧、稚内と、
はじめての町へ、
最初の2本は新ちゃんと、
残りの5本は新ちゃんと裕ちゃんのMOJO HOUSEが俺を連れてってくれた。

去年も新ちゃんに世話になった。
新千歳空港に着いた時。
懐は寒く、情けない話だがそれが現実だったから、
それでも最後までまわれたのは新ちゃんとその家族のおかげだった。

あれから1年ぶりの北海道。
あの時、自分に足りなかったこと、
俺の右手、強くリズムを出せるようになったのか、
新ちゃんに見てもらいたかった。

サウンドチェックでMOJO HOUSEはジミー・リードのBaby What You Want Me To Do を演奏するんだけど、
アコギ2本の立体感とツインヴォーカル、強いシャッフルビート。
当たり前のことをどれだけカッコよくできるかって、
あの1曲で2人が深く音楽を追求してきたのが伝わって、
俺にはあのビートが強烈にカッコよく思えて、
それは今でもずっとここに残ってる。

終演後は地元のみんなや、お店のマスターと飲んで、それは出会いに感謝する気持ちが大きくて、
たしかに毎晩酔っぱらってはいたけど、
毎晩、本番前はひどく緊張した。
自分に負けた夜は悔しくて、
それを誤魔化せる場所なんてないことを教えてもらった。
自分の技術と人と向き合って、立ち上がるしかない。
それに、自分と向き合うってことは、人と真剣に向き合うことと一緒なんじゃないだろうか。

毎晩、新ちゃんとセットリストの組み方やリズムについて話して、アドバイスしてもらい、それを実戦した。
右手に話しかける日々。
少しずつ強くなっていくのを感じれた。

苫小牧の浜辺で冷たい空気のなか散歩をした。
静かに打ちよせて引いていく波はどこか物悲しさがあったけど、
この旅で自分に何ができるか、
何をのこせるか、
はじめて見る景色に問われているような気持ちだった。

苫小牧で最後の曲を歌い終わった時。
お客さんの拍手に目頭が熱くなった。
誰にでもなく、やった!やった!と叫びかけて、
昨日の自分に勝てた瞬間だった。
アレはずっと忘れない、
これから続けていく大きな力になると思う。

全ての日程を終えて新ちゃんと鍋を囲んだ時。
お疲れ様でしたと飲んだあのビールは本当に美味しかった。

毎晩真剣だった。

もっと知らなきゃいけないことが沢山あるし、知りたいことも沢山ある。
北海道は大きい、
そこに飛びこんで自分に何ができたかなんてまだわからない。
でもそこで暮らす人たちと出会って、
またおいでと、その言葉に救われて、
かけがえのないモノをもらったから、
来年は自分でわたしにいきたい。

上から見える景色もキレイだろうけど、
下りれば曝け出される自分が見えるのかもしれない。
心の底から音楽に飛び込んで、
心の底から踊りたい、
何かのせいにしているウチにサヨナラなんてしたくない。
強くリズムを鳴らしたい。
現状に慣れてつまらないルールを決めているの自分自身なのかもしれない。

HONEY MAKERやソロやユニットで色んな場所に立たせてもらってるけど、1本の道です。
よく忙しいですねと言われるけど、
全然忙しくない。
強いられたことしてないから、
全然忙しくないんです。
オーティス聴けばクロッパーのギターがとか、チャック・ベリーの右手とか、マディの1音とか、キースの発想とか、
忙しい気持ちになるのはそこだけだから。

去年、新千歳空港から関空行きの飛行機に乗る時は、
正直、悔しい気待ちでいっぱいだった。
今年は空港の空を見上げて胸がいっぱいになった。
感謝の気持ちでいっぱいだった。

ありがとう。
みんなありがとう。
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