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度数ゼロのブルース

もう3月も終わりか、春の陽気とともにおれの、こう胸の中にじんわりと広がっている感覚。先日の高円寺での夜。MOON STOMPの階段をおりていくと、ブルースギターが聴こえてきた。シュウさんとの再会とセッション十数年前、工場で一緒に働いてたんだ。お互いまともな暮らしなんて程遠くて、まあ、おれの方が少しはマシだったんじゃねぇかな。シュウさんは重度のアル中だったよ。アレを克服するのには、それなりの壮絶さがあったんじ...

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世界のどこかにオマエがいる

昔使っていたギターが夢に出てきた。夢の中で偶然出会った男性が持っていた。おれは喜びと興奮で、その男性から半ば強引にそのギターを取り戻した。カスタムショップ製のギブソンES-355キースリチャーズがメインで使うようになって作られた。最初のモデルだったと思う。友人が働く楽器屋にすぐ見にいった。一発でキメた。3年くらいのローンを組んだ。キースモデルの黒く塗られたES-355おれにとって見た目も音も完璧のギターだった...

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友人が待っている

京阪からJRに乗り継いで西成に向かっている。春の陽気。もっとどこか、海でも見にいくのもいいかもしれない。しかし、西成の立ち飲み屋で友人が待っている。冷えたビールと安くてうまい肴が待っている。かっこつけて言えば打ち合わせみたいなもんだけど、この胸に風穴をあけてくれるかもしれない。昨日一日歩いた何もなかったし何も起きなかったし何も思いつかなかった古本を一冊と餃子を二人前それでも世の中は興味深いことに溢れ...

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